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Sherlock 1-2 The Blind Banker

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「死を呼ぶ暗号」
Directed by Euros Lyn
Written by Stephen Thompson

かなり前に(2年くらい前?)「ピンクの研究」と、この「死を呼ぶ暗号」のスクリプトが
シャーロックの公式だったかBBCだったか(同じやん)忘れましたが、
公式のFacebookに公開されていたのでDLしたんです。
なので今回はそれを基にしようと昔のフォルダを探して引っ張り出してみましたが、
実際のドラマには無い場面が沢山ありまして、ドラフトって書いてあるので決定稿ではないのかもしれません。
セリフもところどころ違っているし。
実際に撮影したけど削除したのか、撮影もされなかったのかわかりませんが、
その部分もできるだけ取り入れてみたいと思います。
混乱しちゃうのでその部分は青字にしてみました。


大英博物館の中国古代遺跡のギャラリーでスーリンが中国の茶道を実践しています。

SL「急須は使いこむほど美しくなると偉大な職人たちは言います。
ポットは表面に繰り返しお茶を注ぐことによって味が出ます。表面を拭けば輝きます。
粘土の堆積物が時間と共に美しい艶を作り出しています。
これらの急須は400年以上前からお茶によって磨かれてきました。」

見学の人たちがいなくなるとアンディがスーリンに近づきます。
An「400歳のポットをお茶を淹れるために使っているのか。」
SL「あまりガラスの前に座らせておいてはダメなのよ。触れていないと。」
そういって急須を持ち上げ、
SL「処置が必要だわ。急須にヒビが入っている。」
An「ほんの少しの茶で直るとは思わなかった。」
SL「よく見ることが大切よ。見ればその価値がわかる。」
An「あの・・・多分ダメだと思うけど飲みに、お茶じゃないよ!パブに、って事だ。僕と。今夜。」
SL「私の事なんて好きじゃないでしょう。」
An「それは僕が決める事じゃないかな?」
SL「行けないの。ごめんさない。どうかそれ以上は聞かないで。」


閉館後、スーリンが茶器を仕舞っていると物音がします。
SL「警備員なの?私はまだここにいるの。」
声をあげますが返事はありません。
不審に思ったスーリンが音のする方に向かうと目の前にクロスで覆われた像がありました。
クロスをとったスーリンは驚愕の表情に変わります。


午前1時ドッグ島。
タクシーが豪華なアパートメントの前に止まると、
チョークストライプのスーツに赤いブレースを身に着けたエディ・ヴァン・クーンがタクシーを降ります。
タクシードライバーが「領収書は?」と聞いていますが、
エディは我を忘れるほど慌てて(Blind panic)アパートメントのオートロックを解除し飛び込みます。
そしてエレベーターで6Fまで行き、急いで部屋に入ります。
部屋に入るとセミオートマチックの銃を取り出しベッドルームに行き、
ベッドではなくマットレスに寝ます。
ドアは頑丈に施錠していますが窓は開いています。
エディは何かに狙われているかのように怯えています。
それは見えない恐怖(Blind terror)でした。


場面はTescoに変わります。
セルフレジでジョンが商品を機械にスキャンさせていますが
途中で「商品を備え付けのバッグに入れてください。」と機械に怒られます。
その頃221Bではターバンを巻いたシーク教徒の戦士が剣を持って現れシャーロックに襲いかかります。

Tescoではジョンが、フラットではシャーロックが、それぞれ戦っている構図です。

テーブルに押し倒したシャーロックを戦士が剣で切ろうとしますが
シャーロックが脇腹に蹴りを入れ形勢逆転の際、テーブルに傷がつきます。


ジョンはやっと商品のスキャンが終りカードの認証を行おうとPINコードを入力しますが、
「使用できないカードです。支払方法を変えてください。」と機械に言われ、
「もういい」と商品をそのままにして帰ってしまいます。

その頃シャーロックも戦士に「おい!」と違う方向を指さし、
戦士がその方向を見た隙にパンチして戦士を倒します。
(※戦士のくせに騙されるか?笑)
そして鏡を見ながら身なりを整え、戦士を一瞥しつつ落ち着きを取り戻します。


221Bにジョンが戻ると部屋の中は何事もなかったように平常に戻っていて、
シャーロックも平然と本を読んでいます。

SH「遅かったな。」
JW「買わなかった。」
SH「なぜ?」
JW「けんかしたからだ。チップ・アンド・ピンと。」
(※(Chip and PINカードを読み取る機械)
SH「マシーンとけんかしたのか。」
JW「ちょっとね。罵声を浴びせてやった。現金持ってるか?」
シャーロックはキッチンを指し「僕のカードを持って行ってくれ。」と言うので
キッチンに向かうジョンですが途中で、
「君だって買い物くらい行けるだろ。
午前中からずっとそこに座ってて僕が出かけた時から動いてないじゃないか。」と文句を言います。
シャーロックはシーク教徒との戦いを回想しますが黙って本のページをめくります。
JW「オファーのあった事件はどうなった?The Jaria diamondだよ。」
シャーロックは「興味ない。」と言うと床に落ちていた剣を足で隠し本を閉じます。
そして「メッセージは伝えた。」と言いながら戦士をノックアウトする場面を思い浮かべています。
(※シーク教徒のネタは4つの署名からだと思っているのですが・・・・財宝がらみだし。
依頼を断ったから襲われたとしたら依頼主はインド人とか?
それともシャーロックがダイヤモンドを持ち逃げしたと思ったとか。
うーん、よくわかりません。「Jaria」はバスク語らしいのですが・・・)

ジョンはテーブルの傷を見つけると指でなぞり皮肉交じりにため息をつきながら再び買い物に行きます。


数分後。
ジョンが両手に買い物袋をぶら下げて「ひとりで大丈夫」と嫌味たらたらで袋をキッチンに運びます。
シャーロックはセバスチャンからのメールを読んでいます。
(※画面に映っている部分は「調子はどう?長い間会ってないけど君は今(???)だと人づてに聞いた。のような出だしで、
銀行で事件があった事と、連絡してほしい。言うまでもなく思慮深い行動?をとって欲しい。、という感じです。)

JW「僕のパソコンか?」
SH「もちろん。」
JW「何?」
SH「僕のは寝室にある。」
JW「持ってくるのも面倒なんだな。」
ジョンはそう言うとシャーロックの方に少し近づきながら
「パスワードがかかってるだろう。」と言います。
SH「かかってたよ。解くのに1分もかからないパスワードは安全とは言えないけどね。」
(※最後の部分、Not exactly Fort Knox. のFort Knoxは安全という意味もあるようです。
アメリカのフォートノックスにあるアメリカ陸軍基地のFRB金塊貯蔵施設が由来です。)
ここでジョンは強引にパソコンをシャーロックから取り上げる場面ですが、
このスクリプトではその前に続きがありました。


JW「パスワードを推測したのか?」
SH「43通りある。」
JW「何が?」
SH「パスワードのタイプ。君のような人間が使う。」
JW「僕のような人間てどういう事だよ。」
SH「平凡。」
JW「ふざけんな。パスワード変えるからな。」
SH「無駄だ。」
JW「そうだろうな。」
シャーロックはジョンのブログを開きながら
「ブログ始めたんだな。」と言います。
JW「え・・・君、読んだのか?」
SH「「傲慢」は今まで言われた事なかったな。」
JW「良い事も書いてるよ・・・美味いレストランを知ってるとか。」
SH「「尊大」なのは君だ。」
JW「そうか、サンキュー。」
ここでジョンがPCを取り上げます。

ジョンはテーブルにある請求書の束を見ながらため息をついています。
JW「仕事探さないと。」
SH「退屈だな。」
JW「でも必要だし。ちゃんとしたものを食べたいならな。」

そしてジョンは少し言いづらそうに、
「いくらか僕に貸してくれないか・・・」と言います。
シャーロックから返事が無いので、
「シャーロック?聞いてる?」と言うと、
「銀行に行かないと。」とシャーロックはすぐに出て行くのでジョンも慌てて後を追います。

続きます。

このあたりで既にシャーロックはジョンが怒ると逆らわないようにしてる感じです。
このエピソードはあまり人気が無いみたいで、ランキングもかなり下位なんですよね。
なぜなんだー!私はすごく大好きなんですけど。
シャーロックが可愛い、かっこいい、ちょっと切ない、で萌えてんこ盛りなのに。。。。

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