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Sherlock 3-3 His Last Vow その15

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Sherlock Series 3 Episode 3

Written by Steven Moffat
Directer by Nick Hurran


S3E3の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。

前回に引き続き、マグヌッセンが喋ってる他はセリフの無い場面が多いので
そのあたりは出来るだけ画像と説明を入れてみましたが、
今回は最大の山場なので私の余計なコメントは抑え気味にしてます(笑)

外に出たマグヌッセンとジョン。

マイクロフトたちがまだ来ないので「時間がかかっていますね。」とマグヌッセン。
「僕にはまだ理解できない。」とジョンが言うと、
「その言葉をTシャツの後ろにプリントしますか?」とマグヌッセン、だからなぜTシャツ?
「物事を理解するだけですよ。仕事はどうです?私はあなたの小さな戦士の顔がとても好きですよ。」
このあたりでシャーロックも外に出てきます。
「その顔を叩きたくなります。ちょっとこちらに来てください。ほら、メアリーのためですよ。顔をよこしなさい。」

そう言われてジョンは確かめるようにシャーロックを見ますがシャーロックは黙って頷くだけでした。
そして近づくジョンに「少し前かがみになって顔を突き出して。頼みますよ。」
ジョンがその通りにすると笑い出すマグヌッセン。
「さて、叩いてもいいですか?あなたの顔を叩くんです。」
ジョンは俯きながら「何言ってんだ、このおっさん。」と言っているかのように首を振り嘲笑します。
「私はこれが好きなんですよ。毎日やりたいくらいです。こんな風にね、ジョン。」
そう言うとマグヌッセンはジョンの顔を指ではじきだします。
何も言わずただやられているだけのジョン。そして俯くシャーロック。

「私はメアリーが苦痛を与えたり殺したりした人たちを知っているんです。
彼女を憎んでいる人たちがどこにいるかも知っています。どこに住んでいるかも、電話番号も知っています。
全て私のマインドパレスに入っていますよ、全てね。
今ここで電話をかければあなたの人生は終わるかもしれませんね。やりましょうか?」
その言葉にシャーロックは顔を上げマグヌッセンを見つめながら話を聞いています。

「あなたが顔を叩かせないとやりますよ。
私はこうしていろんな人を手に入れるんです。いろんな国も。私は知っているからです。目もやっていいですか?」
そう言いながら楽しそうに笑います。

「目をあけていられますかね?メアリーのためですよ。ちゃんとあけて。」
ここでジョンは「シャーロック。」と呼びますががシャーロックは、
「彼の好きなようにさせてくれ。すまない。そのままやらせといてくれ。」と言います。
それを聞いたジョンは一瞬笑います。そしてマグヌッセンはジョンの目をめがけて再びはじきます。
「目をあけて。難しいですか?」そう言うと体勢を戻します。
「ジャニーにも一度やったんです。彼女はすごくおかしな事を口にしてましたよ。」
マグヌッセンが言ったその時、ヘリコプターの音がします。

建物を囲うように武装したセキュリティサービスたちが次々と現れ、ヘリコプターからマイクロフトが呼びかけます。
「シャーロック・ホームズ、ジョン・ワトソン。その男から離れなさい。」
それを聞いたマグヌッセンは「さあ、いよいよですね。」と言います。
するとシャーロックが待っていたかのようにマグヌッセンに向かって叫びます。
「アップルドアの保管室はあんたの頭に中にだけ存在するのか?はっきりさせたい。他にはないんだな。」
そう言いながらジョンの隣まで出てきます。

「実在するものは無いですよ。持ったこともないです。」
その言葉を聞いたシャーロックは何かを考えるような表情です。

「シャーロック・ホームズ、ジョン・ワトソン。離れなさい。」
再びマイクロフトが呼びかけます。
「大丈夫です。彼らは無害です。」と、マグヌッセンはヘリコプターに向かって叫ぶと、
「目標は武装していない。」と、武装した男がラジオで交信します。
「シャーロック、どうするんだ。」ジョンの言葉に、マグヌッセンが答えます。

「何も。やれる事は何も無いです。ああ、私は悪人ではありませんし何の企んでいません。
私はビジネスマンだから資産を作っているんです。あなたはたまたまそのひとつなのです。
残念ですが、ヒーローになるチャンスは無いようですね。」
マグヌッセンが話しているとシャーロックはジョンの顔を見つめます。

「シャーロック・ホームズ、ジョン・ワトソン。今すぐその男から離れなさい。」
再度マイクロフトが呼びかけます。
すると突然、シャーロックが叫びます。
「あんたはちゃんと調べたのか?」

「僕はヒーローなんかじゃない。僕は高機能社会不適合者だ。」
そして、シャーロックはジョンのポケットから銃を取り出します。
「メリークリスマス!」

そう叫ぶとシャーロックはマグヌッセンを撃ち、すぐに銃を捨て両手を上げます。

「僕から離れろ、ジョン!後ろにいるんだ。」シャーロックが叫ぶと、
「何てことを、シャーロック!」とジョンもその場で両手を上げます。

「撃つな。シャーロック・ホームズを撃つんじゃない。撃つな!」
マイクロフトが必死でシャーロックたちを包囲していくセキュリティサービスたちに叫びます。
「ああ、何てことだ、シャーロック。」呆然とするジョンのほうを振り向き、
「メアリーによろしく言ってくれ。もう安全だって電話しろよ。」と微笑みます。

そうして再び正面を向きヘリコプターと向かい合い、静かに跪きます。

そんなシャーロックに言葉も無いジョン。

シャーロックは跪きながら泣きそうな表情になっています。

ひたすら茫然とした表情のジョン。そして俯くシャーロック。
その姿をヘリコプターから見ていたマイクロフト。
「ああ、シャーロック。何という事だ。」
そう呟くお兄ちゃんの目に映るのは泣いている小さな子供のシャーロックでした。


場面は会議室に変わります。
マイクロフトと数人の男たちがいます。MI6や議員のようです。
「私の同僚がよく言うのですが、この国には鈍器が必要で、同時に短剣も必要だとね。
正確で良心の呵責など持たない鋭いメスが。」マイクロフトはそう言いながら、
「シャーロック・ホームズを必要とする時はいつでもきます。」と続けます。

「もしその言葉がいくらかの家族の心情からきているのなら・・・」
隣りの男がそう言うと、「ばかな事を言わないでくれ。兄弟ゆえの慈悲心など湧きあがらせた事はない。」
マイクロフトはそう言うと、「もうひとりの件は君も知っているだろう。」と続けます。
「いずれにしても日常的に騒動が起きる事なくシャーロックを投獄できた刑務所が無いんだよ。」
そして、テーブルについているスモールウッド議員に向かい、
「しかし、代案があるんだがあなたの承認が必要だ。」と言います。
「情けがないのね。」と議員が言うと、
「残念ながらスモールウッド議員、弟は殺人者だ。」と厳しい表情で言います。


続きます。
註釈?のような追記になります。
「私の同僚がよく言うのですが、この国には鈍器が必要で、同時に短剣も必要だとね。
正確で良心の呵責など持たない鋭いメスが。」というマイクロフトのセリフ、
もしかしたら何かの揶揄なのかもしれませんがわからなかったのでそのまま直訳です。
「Blurt instrument」と「Dagger」が元のセリフです。

そしてその後、「もうひとりの件」とマイクロフトが言っていますが、
ここは「もうひとつ」なのか「もうひとり」なのか判断がつかなかったのですが、
「次のシーズンにもうひとりのホームズ兄弟が出るかも。」という記事を見かけたので「もうひとり」にしています。
飛ばし記事かもしれないのでここは何となくグレーにしておいてください。

言い訳ばかりですみません(汗)
次がラストになります。


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