「死を呼ぶ暗号」
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今回は横顔シリーズで・・・
Directed by Euros Lyn
Written by Stephen Thompson
BBC シャーロックが5周年を迎えたそうですね。
いやもう本当にこのドラマをこの世に送り出してくれてありがとう!です。それだけです。
5周年の特集(?)はまたあらためてやりたいです。
久しぶりに続きです。
今回から画像を大きくしてみましたが、大きすぎ?
シャフツベリー・アベニュー。
シャーロックはサンドイッチショップの前でヴァンクーンのレシートの名前と照らし合わせています。
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SH「駅に向かう途中でランチを買ったはずだ。
どこだ?タクシーはどこに止まった?」
シャーロックは通りに面した店をせわしなく見ているうちに誰かとぶつかります。
ジョンでした。
ジョンが反対方向から来ていました。
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SH「ヴァンクーンは死んだ日に荷物をここに持ってきていた。
スーツケースの中に隠されていたものは何だったのか。
僕は情報のかけらで何とかヴァンクーンの行動を知ることができた。」
JW「シャーロック・・・」
SH「・・・クレジットカードの請求書とレシートだ。
彼は中国から戻るとすぐにここに来た。」
JW「シャーロック・・・」
SH「この通りのどこかに店があるはずだ。どこなんだ。」
JW「あそこの店だよ。」
SH「なぜ知ってるんだ。」
ジョンはルーキスのスケジュール帳を出します。
JW「ルーキスの手帳だよ。彼はここに来ていた。住所を書き留めてあったよ。」
SH「Oh.」
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答えを見つけたジョンはとても満足そうでした。
ふたりは通りを横切り「THE LUCKY CAT」という古い中国の小売り店に入ります。
ウィンドウにある金色の猫がシャーロックとジョンに手を振っていました。
中国人の店員がカウンターの後ろにある椅子に座っていました。
ラジオからは中国のニュースが流れています。
様々な陶器の人形が飾られ、至る所でラッキーキャットが手を振っていました。
全ての商品には中国語の値札が貼られていました。
店員はジョンに話しかけます。
店員「ラッキーキャットはどう?」
JW「あー、いえ結構です。」
店員「10ポンド。奥さん気に入ると思うわよ。」
その時あるものがジョンの目に入り、すぐにシャーロックを見ます。
JW「シャーロック、見ろよこのラベル。」
SH「ああ。」
JW「この記号、銀行や図書館で見たものと同じだ。」
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チャイナタウンの露店。
SH「杭州の古い数字だ。今では露店商人しか使っていない。」
中国の食料雑貨店も一般的な数字で価格を表示するのでジョンとシャーロックは
すぐに数字を置き換える事ができ、値段を調べ一致するものを見つけました。
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SH「数字か。図書館や銀行に書いてあったのは昔の中国の数字だったんだ。」
JW「「15」だ。これを見ろよ。
芸術家の署名だと思っていたけど、数字の「15」だよ。」
SH「目隠しの横線も数字だ。中国の数字で「1」だ、ジョン!」
JW「見つけたな。」
その時、再び女性がこちらを覗っていました。
黒いサングラスに黒いオートの女性は携帯で写真を撮るとすぐに消えます。
「THE LUCKY CAT」の反対側にあるカフェ。
シャーロックはナプキンに「1」と「15」を書きます。
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JW「ふたりの男は中国から戻り、すぐに「THE LUCKY CAT 」にまっすぐ向かったんだよな。
何を見てたんだろう。」
SH「見に来てたんじゃない。
スーツケースに入れたものを持ってきたんだ。」
JW「免税店って事じゃないよな。」
ウェイターがジョンにソーセージ・サンドイッチを持ってきます。
(ホットドッグの事?)
SH「セバスチャンが僕たちに話していただろう。
どうしてヴァンクーンがマーケットで破たんしなかったか。」
JW「500万ポンド失ったってやつか。」
SH「わずか1週間で挽回した。これは楽に大金を稼ぐ方法なんだ。」
JW「密輸をしたいたのか。」
SH「定期的にアジアに行く彼のようなビジネスマンは完璧な人材だ。
ジャーナリストのルーキスも中国の記事を書いていた。
彼らは何かを密輸し、The Lucky Cat に持ち込んでいた。」
JW「なぜ彼らは死んだんだ?おかしいよ。
ふたりとも店に商品を届けていたんだったら・・・なぜ彼らを脅してそのあとに殺したりするんだ。
仕事を終えたあとに。」
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シャーロックはしばらくく考えたあとに笑顔になります。
SH「どちらかの手癖が悪かったとしたら?」
JW「どういう意味?」
SH「どちらかが何かを盗んだ。密輸品から何かを。」
JW「殺した奴らは誰が盗んだのかはわからない。だから両方を脅したのか。」
ジョンは推理できたことにエキサイトしますがもはやシャーロックは聞いていませんでした。
彼は窓越しにじっと通りの向こう側を見つめていました。
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SH「最後に雨が降ったのはいつだ?」
シャーロックはそう言うと店から出て行ってしまうので仕方なくジョンも後を追います。
シャーロックとジョンはTHE LUCKY CATの前にいます。
シャーロックは上に続くフラットの扉を調べます。
プレートには「SOO LIN YAO」と書いてありました。
足元にビニール袋に入った電話帳が置いてあります。
ビニール袋は角が破れていました。
シャーロックは破れたところからページをめくると水が含んで膨張していました。
SH「月曜日からここに置いてあるな。」
シャーロックはドアベルを押しますが反応はありません。
SH「少なくとも3日前から誰もいなかったようだ。」
シャーロックは建物の横にある路地に向かって歩き出すのでジョンも慌てて後を追います。
JW「休暇で留守にしてるんだろう。それが何だって言うんだ?」
SH「君は出かけるときに窓を開けたままにしておくのか?」
見上げると大きく窓が開いていました。
フラットの裏側には足場があります。
シャーロックはゴミ箱に飛び乗り足場の上に乗り上げると開いた窓から飛び込みます。
※実際はジャンプして梯子を降ろし上に昇るんですよね。
で、背の低いジョンは追いかけられないと(笑)
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※このあたりのシャーロックの行動やセリフが放送された内容と少し違っているようですが、
ここではドラフト通りにいってみます。
中に入ったシャーロックはすぐ脇にある花瓶をひっくり返しますが何とか受け止めます。
小さなワンルームには至るところに女性らしいものが置いてありました。
しかしとても冷えていたので何日も人が居なかったことが伺えます。
一組のカップやプレート。
そして洗濯機は完了を知らせるランプが点灯しています。
シャーロックがそれを開けると洗濯物は湿っていました。
冷蔵庫のミルクを嗅ぐと酸っぱい匂いがしています。
ジョンがドアベルを何度も鳴らし、郵便受けに向かって叫びます。
JW「今回は僕を中に入れてくれるよな?」
シャーロックはジョンを無視しマントルピースに向かいます。
古い写真には中国の女の子の赤ちゃんと抱き合う男の子が写っていました。
そこには指紋がついていました。
JW「頼むからさ。入れていただけませんか!」
シャーロックはもう一度窓のほうに行きます。
床の上に小さな水たまりがありました。
SH「僕が最初じゃない。」
JW「え?」
SH「誰かがここにいた。誰かがこのフラットに侵入したんだ。」
水たまりを触ります。
SH「そいつは僕と同じように花瓶に当たった。」
シャーロックはカーペットの検証をしかすかに靴跡を見つけます。
SH「サイズは7。背は高いが重くはない。」
※ドラマではサイズ8で小柄でたくましいって言ってますよね。設定が変更になったのかしら。
マントルピースまで足跡をたどり、指紋のついた写真を見ます。
侵入者は写真を持ちあげていました。
SH「長く細い指。軽業師。」
JW「何だって?」
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窓を振り返るシャーロック。
SH「ここを去るときになぜ窓を閉めなかった?」
何をバカな事を。明らかじゃないか!そいつはまだここにいるんだ。」
シャーロックはついたてを素早く引きますが誰もいませんでした。
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すると突然侵入者が背後からシャーロックに襲いかかります。
洗濯物のひとつを手にしシャーロックの首を絞めつけます。
シャーロックは布を引きはがそうとします。
JW「気が向いた時にでも僕を入れてくれると嬉しいよ。」
首を絞められたシャーロックは閉じかけた目で侵入者を見ようとしますがぼんやりとしたシルエットしか見えません。
SH「ジョン・・・ジョン・・・」
JW「何を言っても無駄なのはわかってるさ。
『僕はシャーロック。誰も僕の素晴らしい知性に張り合う事ができないからいつもひとりで仕事をする。』」
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※ジョン・・・ひどい(涙)
シャーロックは答えようとしますが声になりません。
その時、侵入者はシャーロックのコートのポケットに何かを入れるとすぐに窓から逃げていきます。
シャーロックは追おうとしますが身体がいう事をききません。
なぜ殺さなかったのか。
シャーロックは咳き込みながら息を回復させます。
ポケットに手を入れると紙でできた小さな黒い花が出てきました。
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ずっと外にいたジョンでしたがやっとドアが開きます。
シャーロックの声はしわがれていました。
SH「ミルクが古かったし洗濯物も匂いがしていた。
ある人が3日前に急にここから出て行ったんだ。」
JW「ある人?」
SH「スーリン。彼女を探さないと。」
JW「どうやって?」
SH「まずはここから。」
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シャーロックはドアマットからメモを拾います。
「スーリン、僕に電話して。君が無事な事を知らせてくれ。アンディ。」
メモを裏返すと「NATIONAL ANTIQUITIES MUSEUM」の文字がありました。
JW「声が変だぞ。風邪ひいたのか?」
SH「ひいてない。」
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このアングル・・・いえ、狙ってないですよ、たまたまです(笑)
続きます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/31/686275d453868095bbbc77d7f568e21a.jpg)
今回は横顔シリーズで・・・
Directed by Euros Lyn
Written by Stephen Thompson
BBC シャーロックが5周年を迎えたそうですね。
いやもう本当にこのドラマをこの世に送り出してくれてありがとう!です。それだけです。
5周年の特集(?)はまたあらためてやりたいです。
久しぶりに続きです。
今回から画像を大きくしてみましたが、大きすぎ?
シャフツベリー・アベニュー。
シャーロックはサンドイッチショップの前でヴァンクーンのレシートの名前と照らし合わせています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/7f/c0dc36eca719a8a48c79135e61ff2259.jpg)
SH「駅に向かう途中でランチを買ったはずだ。
どこだ?タクシーはどこに止まった?」
シャーロックは通りに面した店をせわしなく見ているうちに誰かとぶつかります。
ジョンでした。
ジョンが反対方向から来ていました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/f2/273fce56d1f5fe732c2736aaabb1e0be.jpg)
SH「ヴァンクーンは死んだ日に荷物をここに持ってきていた。
スーツケースの中に隠されていたものは何だったのか。
僕は情報のかけらで何とかヴァンクーンの行動を知ることができた。」
JW「シャーロック・・・」
SH「・・・クレジットカードの請求書とレシートだ。
彼は中国から戻るとすぐにここに来た。」
JW「シャーロック・・・」
SH「この通りのどこかに店があるはずだ。どこなんだ。」
JW「あそこの店だよ。」
SH「なぜ知ってるんだ。」
ジョンはルーキスのスケジュール帳を出します。
JW「ルーキスの手帳だよ。彼はここに来ていた。住所を書き留めてあったよ。」
SH「Oh.」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/ff/d623faaac55b8c1f9a3c846667071611.jpg)
答えを見つけたジョンはとても満足そうでした。
ふたりは通りを横切り「THE LUCKY CAT」という古い中国の小売り店に入ります。
ウィンドウにある金色の猫がシャーロックとジョンに手を振っていました。
中国人の店員がカウンターの後ろにある椅子に座っていました。
ラジオからは中国のニュースが流れています。
様々な陶器の人形が飾られ、至る所でラッキーキャットが手を振っていました。
全ての商品には中国語の値札が貼られていました。
店員はジョンに話しかけます。
店員「ラッキーキャットはどう?」
JW「あー、いえ結構です。」
店員「10ポンド。奥さん気に入ると思うわよ。」
その時あるものがジョンの目に入り、すぐにシャーロックを見ます。
JW「シャーロック、見ろよこのラベル。」
SH「ああ。」
JW「この記号、銀行や図書館で見たものと同じだ。」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/bf/8116919a65ced651fdd4a0282613c5e4.jpg)
チャイナタウンの露店。
SH「杭州の古い数字だ。今では露店商人しか使っていない。」
中国の食料雑貨店も一般的な数字で価格を表示するのでジョンとシャーロックは
すぐに数字を置き換える事ができ、値段を調べ一致するものを見つけました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/47/3205b546ca803c4ed8cbe484ab1552db.jpg)
SH「数字か。図書館や銀行に書いてあったのは昔の中国の数字だったんだ。」
JW「「15」だ。これを見ろよ。
芸術家の署名だと思っていたけど、数字の「15」だよ。」
SH「目隠しの横線も数字だ。中国の数字で「1」だ、ジョン!」
JW「見つけたな。」
その時、再び女性がこちらを覗っていました。
黒いサングラスに黒いオートの女性は携帯で写真を撮るとすぐに消えます。
「THE LUCKY CAT」の反対側にあるカフェ。
シャーロックはナプキンに「1」と「15」を書きます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/73/81efade01c96e0e8a1121bdce6a0ac8f.jpg)
JW「ふたりの男は中国から戻り、すぐに「THE LUCKY CAT 」にまっすぐ向かったんだよな。
何を見てたんだろう。」
SH「見に来てたんじゃない。
スーツケースに入れたものを持ってきたんだ。」
JW「免税店って事じゃないよな。」
ウェイターがジョンにソーセージ・サンドイッチを持ってきます。
(ホットドッグの事?)
SH「セバスチャンが僕たちに話していただろう。
どうしてヴァンクーンがマーケットで破たんしなかったか。」
JW「500万ポンド失ったってやつか。」
SH「わずか1週間で挽回した。これは楽に大金を稼ぐ方法なんだ。」
JW「密輸をしたいたのか。」
SH「定期的にアジアに行く彼のようなビジネスマンは完璧な人材だ。
ジャーナリストのルーキスも中国の記事を書いていた。
彼らは何かを密輸し、The Lucky Cat に持ち込んでいた。」
JW「なぜ彼らは死んだんだ?おかしいよ。
ふたりとも店に商品を届けていたんだったら・・・なぜ彼らを脅してそのあとに殺したりするんだ。
仕事を終えたあとに。」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/6d/2c32abbe703695715ff066c8cef4d897.jpg)
シャーロックはしばらくく考えたあとに笑顔になります。
SH「どちらかの手癖が悪かったとしたら?」
JW「どういう意味?」
SH「どちらかが何かを盗んだ。密輸品から何かを。」
JW「殺した奴らは誰が盗んだのかはわからない。だから両方を脅したのか。」
ジョンは推理できたことにエキサイトしますがもはやシャーロックは聞いていませんでした。
彼は窓越しにじっと通りの向こう側を見つめていました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/7f/4ba0542aa453cde82b629f5af5c4f0f7.jpg)
SH「最後に雨が降ったのはいつだ?」
シャーロックはそう言うと店から出て行ってしまうので仕方なくジョンも後を追います。
シャーロックとジョンはTHE LUCKY CATの前にいます。
シャーロックは上に続くフラットの扉を調べます。
プレートには「SOO LIN YAO」と書いてありました。
足元にビニール袋に入った電話帳が置いてあります。
ビニール袋は角が破れていました。
シャーロックは破れたところからページをめくると水が含んで膨張していました。
SH「月曜日からここに置いてあるな。」
シャーロックはドアベルを押しますが反応はありません。
SH「少なくとも3日前から誰もいなかったようだ。」
シャーロックは建物の横にある路地に向かって歩き出すのでジョンも慌てて後を追います。
JW「休暇で留守にしてるんだろう。それが何だって言うんだ?」
SH「君は出かけるときに窓を開けたままにしておくのか?」
見上げると大きく窓が開いていました。
フラットの裏側には足場があります。
シャーロックはゴミ箱に飛び乗り足場の上に乗り上げると開いた窓から飛び込みます。
※実際はジャンプして梯子を降ろし上に昇るんですよね。
で、背の低いジョンは追いかけられないと(笑)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/5d/3e7255e799e568e3ce8f1c3671d4687c.jpg)
※このあたりのシャーロックの行動やセリフが放送された内容と少し違っているようですが、
ここではドラフト通りにいってみます。
中に入ったシャーロックはすぐ脇にある花瓶をひっくり返しますが何とか受け止めます。
小さなワンルームには至るところに女性らしいものが置いてありました。
しかしとても冷えていたので何日も人が居なかったことが伺えます。
一組のカップやプレート。
そして洗濯機は完了を知らせるランプが点灯しています。
シャーロックがそれを開けると洗濯物は湿っていました。
冷蔵庫のミルクを嗅ぐと酸っぱい匂いがしています。
ジョンがドアベルを何度も鳴らし、郵便受けに向かって叫びます。
JW「今回は僕を中に入れてくれるよな?」
シャーロックはジョンを無視しマントルピースに向かいます。
古い写真には中国の女の子の赤ちゃんと抱き合う男の子が写っていました。
そこには指紋がついていました。
JW「頼むからさ。入れていただけませんか!」
シャーロックはもう一度窓のほうに行きます。
床の上に小さな水たまりがありました。
SH「僕が最初じゃない。」
JW「え?」
SH「誰かがここにいた。誰かがこのフラットに侵入したんだ。」
水たまりを触ります。
SH「そいつは僕と同じように花瓶に当たった。」
シャーロックはカーペットの検証をしかすかに靴跡を見つけます。
SH「サイズは7。背は高いが重くはない。」
※ドラマではサイズ8で小柄でたくましいって言ってますよね。設定が変更になったのかしら。
マントルピースまで足跡をたどり、指紋のついた写真を見ます。
侵入者は写真を持ちあげていました。
SH「長く細い指。軽業師。」
JW「何だって?」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/60/f7b97d7b99f0f3f4b1fa3ee00a47523e.jpg)
窓を振り返るシャーロック。
SH「ここを去るときになぜ窓を閉めなかった?」
何をバカな事を。明らかじゃないか!そいつはまだここにいるんだ。」
シャーロックはついたてを素早く引きますが誰もいませんでした。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/7b/569048cb2d4276e3760691b5ad7c25cb.jpg)
すると突然侵入者が背後からシャーロックに襲いかかります。
洗濯物のひとつを手にしシャーロックの首を絞めつけます。
シャーロックは布を引きはがそうとします。
JW「気が向いた時にでも僕を入れてくれると嬉しいよ。」
首を絞められたシャーロックは閉じかけた目で侵入者を見ようとしますがぼんやりとしたシルエットしか見えません。
SH「ジョン・・・ジョン・・・」
JW「何を言っても無駄なのはわかってるさ。
『僕はシャーロック。誰も僕の素晴らしい知性に張り合う事ができないからいつもひとりで仕事をする。』」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b9/71b78c4293788f7f701f00048565b481.jpg)
※ジョン・・・ひどい(涙)
シャーロックは答えようとしますが声になりません。
その時、侵入者はシャーロックのコートのポケットに何かを入れるとすぐに窓から逃げていきます。
シャーロックは追おうとしますが身体がいう事をききません。
なぜ殺さなかったのか。
シャーロックは咳き込みながら息を回復させます。
ポケットに手を入れると紙でできた小さな黒い花が出てきました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/7c/40c3360bd75c84a8ca12f441de24b27d.jpg)
ずっと外にいたジョンでしたがやっとドアが開きます。
シャーロックの声はしわがれていました。
SH「ミルクが古かったし洗濯物も匂いがしていた。
ある人が3日前に急にここから出て行ったんだ。」
JW「ある人?」
SH「スーリン。彼女を探さないと。」
JW「どうやって?」
SH「まずはここから。」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/67/2198a2815910b60b94bf6d99edce8bc0.jpg)
シャーロックはドアマットからメモを拾います。
「スーリン、僕に電話して。君が無事な事を知らせてくれ。アンディ。」
メモを裏返すと「NATIONAL ANTIQUITIES MUSEUM」の文字がありました。
JW「声が変だぞ。風邪ひいたのか?」
SH「ひいてない。」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/b9/a94c1cf3f9c739a595d1f42f92ca06f2.jpg)
このアングル・・・いえ、狙ってないですよ、たまたまです(笑)
続きます。