「バスカヴィルの犬」
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続きです。
ふたりはステープルトン博士のところに来ました。
「あら、また来たのね。今度は何を悩んでいるの?」と博士に
「殺しですよ、博士。精密で冷酷な殺人です。」とシャーロックは部屋のライトを消すと
博士の目の前のうさぎが光ります。
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「ブルーベルに何が起きたのかカースティに話してください。それとも僕から話しますか?」
「・・・わかったわ。それで望みは何?」
「あなたの顕微鏡を借りたい。」
シャーロックは顕微鏡でヘンリーのところから持ち出した砂糖を分析しています。
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「あなたは大丈夫?ひどくやつれているように見えるわ。」
博士がジョンに話しかけます。
「いや、大丈夫。」
「あなたたちが興味を持っているものはクラゲが持っているGFP遺伝子(緑色蛍光タンパク質)よ。」
「え?」
「うさぎに入れたの。」
「ああ、そうなんだ。」
「オワンクラゲよ。本当にそれが知りたいならね。」
「なぜだ?」
「なぜ?私たちはここでそんな質問はしないし、されないのよ。」
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「とにかく取り違えて娘の手元にラボのサンプルが渡ってしまったので、
かわいそうなブルーベルは消えなければならなかったの。」
「あなたの思いやりは計り知れないね。」
「わかってるわ。自分でも時々嫌になるの。」
ジョンはちらっとシャーロックを見てから話を続けます。
この時シャーロックも一瞬ジョンを見ていると思うのでアイコンタクトでもしているのかしら・・・考えすぎ?
「話してください。僕は医者だから信用できる。他にここで隠されている秘密はある?」
博士はため息をつくと、
「あなたたちが思いつくのならもうどこかで誰かが実行していると思うわよ。」
「クローンとかも?」
「もちろん。羊のドリーを覚えている?」
「人間のクローンは?」
「なぜそんな事を?」
「動物はどう?羊じゃなくてもっと大きな動物。」
「サイズは問題じゃないの。唯一の制限は倫理と法律なのよ。
両方とも融通を利かせることはできるけど、ここではやってないわ。」
その時シャーロックが「出ない!」と言いながらパラプレートを壁に投げつけます。
ジョンが「Jesus!」と叫んでいます。
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「何も出ないんだ。つじつまがあわない。」
イライラするシャーロックに「何が出ると思ったの?」と博士が聞きます。
「もちろん薬物だ。幻覚やある種のせん妄を引き起こす薬物が出ないとダメなのに
砂糖の中からは何も検出されないんだ。」
その言葉にジョンが「砂糖?」と反応。
「そうだ、砂糖だ。単純な消去法だ。僕はハウンドを見た。想像した通りのハウンド、遺伝子工学による怪物。
だが僕はこの目で見たものしか信じないからそれを見た理由7つ考えられる。
最も可能性があるのが麻薬だ。ヘンリー・ナイトもそれを見たがジョン、君は見なかった。
グリンペンに着いてから僕たちは同じものを食べて同じものを飲んでいる。
君はコーヒーに砂糖を入れない。」
「わかった。それで・・・」
「僕はヘンリーのキッチンから砂糖をとってきた。だが砂糖には何の問題もなかった。」
「多分薬物じゃないんだよ。」
「いや、薬物のはずなんだ。」
そしてシャーロックは目を閉じ「どうやって僕たちの体内に?」と言うと、
テキストが浮かび「何かあるんだ・・・奥深くに埋もれている何かが・・・」
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そしてジョンたちの方を見ると「出て行け」と言います。
「何?」と博士に「僕はマインドパレスに行く。」とシャーロック。
不思議そうな博士に「彼はしばらく僕たちとは話をしない。出て行ったほうがいいよ。」
「彼は何を?」
「マインドパレス、記憶するテクニックだよ。一種の心の地図。
あなたは地図を見てその場所を想像するでしょ、現実の場所である必要はない。
それからそこにその記憶を預けるから、理論的には忘れることはないんだ。そこに戻ればね。」
「想像上の場所は何でもいいの?家とか道でも?。」
「うん。」
「でも彼は”宮殿”て言ったわ。それは宮殿だと。」
そう言われてジョンはシャーロックを見はながら
「ああ、うん。シャーロックだし。」と部屋を出ます。
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ここからはシャーロックのマインドパレスの場面です。
私の趣味の画像貼りの時間がやってまいりました(笑)
がっつり画像を貼っちゃってるのでうるさかったら飛ばしてください。
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ヘンリーが言った「Liberty」からいろいろなものを連想していきます。
「自由・平等・博愛」はフランスですよね。
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「Liberty Bell」(自由の鐘)からジョン・フィリップ・スーザ作曲の「自由の鐘行進曲」へ。
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いろいろなフォントの「Liberty」が流れ、「インド」「インゴルシュタット」「インジウム(原子記号49)」
それから「ウルフハウンド」で「ハウンド・ドッグbyプレスリー」
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そして最後に「Liberty」「Indiana」「H.O.U.N.D.」が並びます。
マインドパレスの場面は何と言っても指が!指が本当にきれいでそこばかり目がいってしまいます。
続きます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/dd/c5214ad573d6e2b6948b8046212333cf.jpg)
続きです。
ふたりはステープルトン博士のところに来ました。
「あら、また来たのね。今度は何を悩んでいるの?」と博士に
「殺しですよ、博士。精密で冷酷な殺人です。」とシャーロックは部屋のライトを消すと
博士の目の前のうさぎが光ります。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ea/95ad81ffef71e6846699bb67733a7240.jpg)
「ブルーベルに何が起きたのかカースティに話してください。それとも僕から話しますか?」
「・・・わかったわ。それで望みは何?」
「あなたの顕微鏡を借りたい。」
シャーロックは顕微鏡でヘンリーのところから持ち出した砂糖を分析しています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/47/b3a99e4be64e6995d9329560372fc9b7.jpg)
「あなたは大丈夫?ひどくやつれているように見えるわ。」
博士がジョンに話しかけます。
「いや、大丈夫。」
「あなたたちが興味を持っているものはクラゲが持っているGFP遺伝子(緑色蛍光タンパク質)よ。」
「え?」
「うさぎに入れたの。」
「ああ、そうなんだ。」
「オワンクラゲよ。本当にそれが知りたいならね。」
「なぜだ?」
「なぜ?私たちはここでそんな質問はしないし、されないのよ。」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/7a/6a9155bf17c10a13ddf21586f41a24a1.jpg)
「とにかく取り違えて娘の手元にラボのサンプルが渡ってしまったので、
かわいそうなブルーベルは消えなければならなかったの。」
「あなたの思いやりは計り知れないね。」
「わかってるわ。自分でも時々嫌になるの。」
ジョンはちらっとシャーロックを見てから話を続けます。
この時シャーロックも一瞬ジョンを見ていると思うのでアイコンタクトでもしているのかしら・・・考えすぎ?
「話してください。僕は医者だから信用できる。他にここで隠されている秘密はある?」
博士はため息をつくと、
「あなたたちが思いつくのならもうどこかで誰かが実行していると思うわよ。」
「クローンとかも?」
「もちろん。羊のドリーを覚えている?」
「人間のクローンは?」
「なぜそんな事を?」
「動物はどう?羊じゃなくてもっと大きな動物。」
「サイズは問題じゃないの。唯一の制限は倫理と法律なのよ。
両方とも融通を利かせることはできるけど、ここではやってないわ。」
その時シャーロックが「出ない!」と言いながらパラプレートを壁に投げつけます。
ジョンが「Jesus!」と叫んでいます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/e5/b2240827a8f34ced3791546c8fa24c2d.jpg)
「何も出ないんだ。つじつまがあわない。」
イライラするシャーロックに「何が出ると思ったの?」と博士が聞きます。
「もちろん薬物だ。幻覚やある種のせん妄を引き起こす薬物が出ないとダメなのに
砂糖の中からは何も検出されないんだ。」
その言葉にジョンが「砂糖?」と反応。
「そうだ、砂糖だ。単純な消去法だ。僕はハウンドを見た。想像した通りのハウンド、遺伝子工学による怪物。
だが僕はこの目で見たものしか信じないからそれを見た理由7つ考えられる。
最も可能性があるのが麻薬だ。ヘンリー・ナイトもそれを見たがジョン、君は見なかった。
グリンペンに着いてから僕たちは同じものを食べて同じものを飲んでいる。
君はコーヒーに砂糖を入れない。」
「わかった。それで・・・」
「僕はヘンリーのキッチンから砂糖をとってきた。だが砂糖には何の問題もなかった。」
「多分薬物じゃないんだよ。」
「いや、薬物のはずなんだ。」
そしてシャーロックは目を閉じ「どうやって僕たちの体内に?」と言うと、
テキストが浮かび「何かあるんだ・・・奥深くに埋もれている何かが・・・」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/8d/b330f1fdf7a6c8f5548510cc675658ca.jpg)
そしてジョンたちの方を見ると「出て行け」と言います。
「何?」と博士に「僕はマインドパレスに行く。」とシャーロック。
不思議そうな博士に「彼はしばらく僕たちとは話をしない。出て行ったほうがいいよ。」
「彼は何を?」
「マインドパレス、記憶するテクニックだよ。一種の心の地図。
あなたは地図を見てその場所を想像するでしょ、現実の場所である必要はない。
それからそこにその記憶を預けるから、理論的には忘れることはないんだ。そこに戻ればね。」
「想像上の場所は何でもいいの?家とか道でも?。」
「うん。」
「でも彼は”宮殿”て言ったわ。それは宮殿だと。」
そう言われてジョンはシャーロックを見はながら
「ああ、うん。シャーロックだし。」と部屋を出ます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/2e/46e0058019ab1eb1f35428c3846f732e.jpg)
ここからはシャーロックのマインドパレスの場面です。
私の趣味の画像貼りの時間がやってまいりました(笑)
がっつり画像を貼っちゃってるのでうるさかったら飛ばしてください。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b0/3656ddd98953e0d5ecee5a01f6016fde.jpg)
ヘンリーが言った「Liberty」からいろいろなものを連想していきます。
「自由・平等・博愛」はフランスですよね。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/0e/8dfc7ed66ab3b014fc4f470a65e4bd17.jpg)
「Liberty Bell」(自由の鐘)からジョン・フィリップ・スーザ作曲の「自由の鐘行進曲」へ。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/a5/f15115e9fe6090aa94a6f84a44533681.jpg)
いろいろなフォントの「Liberty」が流れ、「インド」「インゴルシュタット」「インジウム(原子記号49)」
それから「ウルフハウンド」で「ハウンド・ドッグbyプレスリー」
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/48/ccc1ba70941f15190d455f0ea55d947e.jpg)
そして最後に「Liberty」「Indiana」「H.O.U.N.D.」が並びます。
マインドパレスの場面は何と言っても指が!指が本当にきれいでそこばかり目がいってしまいます。
続きます。