Quantcast
Channel: That's awesome
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1052

The Great Game Audio Commentary その5

$
0
0
コメンタリー続きです。



リスト → The Great Game Audio Commentary
Previous → The Great Game Audio Commentary その4


ゲ:このシーンではポールの演出が冴えわたっている。
後部座席のショットを複数のカメラで撮るのは難しい。

BC:建物も美しいね。
ゲ:そう、由緒正しいロンドンの旅だ。
最高のルートだし特に素晴らしいのは建物が過ぎ去っていく様子だよ。
見えにくい状態から急に視野が開け木々や建物が完璧なフレーミングで現れる。
BC:ポールは空間の使い方がうまいね。
人物の配置や動き、画面に現れるメールの文面、車窓の反射など・・・・

BC:確かこのあとも街のシーンがあったね。ほかの被害者のときに・・・
ゲ:あるね。
BC:じゃ、先に言っておく。彼との通話中に見事な映像が現れるよね。
シャーロックが心の中で見る画だ。
ゲ:数ショットあるな。
BC:シャフツベリー通りに被害者の男性が立っているんだよ。
MF:マーク、質問がある。
ゲ:いいよ。
MF:世界最速の動物は?

(爆笑)

MF:じゃなく・・・
ゲ:チーターだな…
MF:番組の「トーン」はどう決めたの?

MF:このドラマはかなりダークだ。残虐さやおぞましさはないけど陽気ではない。
このトーンでいこうと決めたいきさつは?
ゲ:いい質問だね。熟考する価値のある問題だ。
実際、仕上がりは当初の予定よりダークになった。
その理由はおそらくE1とE3の殺人が陰惨な性質のものだからじゃないかな。
殺人はみな陰惨だけどね。

ゲ:アガサ・クリスティなどは殺しの描写を控え「死体」をめぐるやり取りを重視した。
だがE1の連続殺人と本作の「自爆攻撃」は軽く描きようがない。
暗くなりすぎるのを避けるため音楽を入れたりしたけど明るくは描けない。暗さに向き合うしかない。
MF:確かに。
MG:次シーズンを作る際はもっと心がけないとね。90分で壮大な事件を描くと得てしてこうなる。
本当はもっと笑いや恋愛模様を盛り込みたかった。
だけどこれは最終話だしカウントダウンのシーンも多い。
軽いシーンを入れる余地がなかった。

ゲ:ひどく場違いに見えてしまうから。カウントダウンの緊張感を保ち彼らの真剣さを見せなければ。
BC:でも所々に笑いはあるし2人の成長も伝わる。
「反社会的人間」のシャーロックは危機に瀕している人々を気にかけていない様子でジョンはそんな彼のモラルを疑う。
「何を考えている?」「人々を救う気もなくなぜ謎を解く?」
だけど最後は互いに理解をするしシャーロックも成長する。
このエピソードの終盤には。いい脚本だよ。
ゲ:Thank you.

BC:緊張感もあった。
MF:物語の流れを妨げることなく人物を描ききったしね。
BC:コミカルな部分もよかった。暗くなりかねないシーンもユーモアで救われてる。
ゲ:実生活と同じだよ。人はガス抜きを求めるんだ。
MF:いつでもね。
BC:僕たちが週末に旅行で気晴らしするようなものだね。

ゲ:ある人に聞かれたことがある。
「ドクター・フー」を見て「なぜ行く先々で面白いことが起こるのか」と。
それは作り手の努力だよ。時には失敗もあるし。
僕たちの立脚点は「シャーロック・ホームズの冒険」だ。
舞台は現代だし警察の力も増しているけどこれはあくまで日常とは離れた冒険物語だ。
MF:僕たちが見慣れた世界を舞台にしてはいるけど実際こんな生活は怖くて嫌だな。君は?

ゲ:そうだな。
MF:殺人の連続だし。
ゲ:僕の生活は撮影の連続だ。
BC:人の少ない警察だね。
ゲ:ここでヴィネットが登場だ。
BC:いい女優だね。適役だった。

MF:結婚すれば。
BC:どうせ断られるよ。
MF:ふたりとも弱腰だな。
BC:仕事仲間だよ。

ゲ:このロケ地は最高だった。僕たちの制作オフィスもここにあった。
ほぼ空っぽのオフィスビルで・・・・しゃべりすぎかな。

BC:これがさっき僕が話していたシーンだよ。
シャーロックは車の音から心の目で別の世界を見る。新たな爆弾の被害者だ。
オフィスのセットはデザインがよかったね。
パーテーションの角度などの工夫で面白い空間になっていた。一歩間違えば退屈な場所になるよ。
ゲ:病院みたいに?
BC:役所とか。

ゲ:ピカデリーサーカスだ。「狼男アメリカン」のクライマックスを思い出す。
彼らは実際に現地で撮影した。
現代のロンドンではとても不可能に思える。ほかの街に比べてもやりにくい。
ゲ:だがあの交通量の中、僕たちは無事にやり遂げた。
ロンドンらしさを演出しなくても勝手に2階建てバスが通る。皆になじみのある街の風景だよ。


続きます。

先日、このツイートが目に入りまして。
銀魂2の公式アカウントが誤投稿したものらしいです。
公式アカウントのツイートはおそらく削除されてしまったようですけど
いやほんとこれなのよ、って心の底から同意しました。
と、同時にトム・クルーズのMIが長くみんなに愛されている理由がわかった気がします。

シリーズ物に何を求めるかというと、
お馴染みのキャラクターが活躍しつつ、
ラストはいつもの大円団で終わるという安定したストーリーではないでしょうか。
大いなるマンネリ、最高ですよ。

ダークでショッキングな方向に行くのってすごく安易でしょ。
ワンパターンだと言われるのが怖いからそっちに行くだけなんじゃないかな、と思います。
誰の事かは言いませんけどね(暴言)

アカウント誤爆により映画銀魂アカウントは絶対に信頼できるタイプの女オタが運営してることがバレるの面白すぎるでしょ pic.twitter.com/KuOxguA5HW

— 婆 (@sjdhf873hrkajh7) 2018年8月12日

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1052

Trending Articles