「大いなるゲーム」
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Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss
221B。
シャーロックとジョンは昨日の爆発のニュースを見ています。
「爆発は数階を吹き飛ばし12人が死亡しました。」とキャスター。
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JW「古いアパートだったんだな。」
「ガス管の欠陥が原因との事です。公益事業会社のスポークスマンは・・・」
JW「彼は今でも自由に動き回っているんだな。」
SH「確かに僕は勝負に負けた。パズルを解くことはできたけど。」
SH「彼の特徴を言い始めたために老婦人は殺された。たった一度だけ、彼は最前線に出てきたんだ。」
JW「どういう事?」
SH「通常、彼はすべてにおいて超越していなければならない。
彼は組織を構成しているが誰とも直接はコンタクトをしないんだ。」
JW「え・・・じゃあコニー・プリンスみたいな殺人は彼がアレンジしているのか?
みんな彼のところに行って犯罪の手配を頼むって事?旅行の予約みたいに?」
SH「斬新だな。」
ラウルの逮捕の場面がテレビに映し出されています。
パトカーに乗せられるラウルをケニーが窓からみていました。
そしてシャーロックはピンクの携帯電話を見つめながら「今回はのんびりだな。」と言います。
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JW「カール・パワーズの事件から手がかりは?」
SH「何も。生存する潔白な同級生全員を調査したが無関係だった。」
JW「殺人犯はカールより年上なんじゃないか?」
SH「それも考えたよ。」
JW「どうして彼は君とゲームをしているんだ?捕まりたいのか?」
SH「気を紛らわしたいんだと思う。」
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その言葉を聞いたジョンは
「I hope you’ll be very happy together. (ふたりで幸せになってくれ)」
と、言って席を立ちます。怒ってます。
SH「何だって?」
JW「人の命がかかっているんだ、シャーロック。生きた人間なんだよ。君はまったく関心がないのか?」
SH「気にかければ救えるのか?」
JW「いや。」
SH「それなら僕は失敗をしないようにするだけだ。」
JW「そうだね、君にとっては簡単な事だもんな。」
SH「そうだよ。初耳だった?」
JW「No.」
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SH「君を失望させた?」
JW「いい推理だよ。」
そしてシャーロックのこのセリフです。
「Don’t make people into heroes, John. Heroes don’t exist, and if they did, I wouldn’t be one of them. 」
誰かをヒーローに仕立てようとするな、ジョン。
ヒーローなんて存在しないし、たとえ存在するとしても僕はそのひとりにはならない。
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その時、ピンクの携帯電話に画像が届きます。
SH「素晴らしい!」
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SH「テムズ川だ。サウスバンク・・サザーク橋とウォータールーのほぼ間くらいか。
君は新聞をチェックしてくれ、僕はウェブで・・・
ああ、君は僕に対して怒ってるんだったな、手伝いたくないというわけか。」
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SH「Not much cop, this caring lark. 」
※この文章、かなりかなーり悩みました。
Not much copは「役に立たない」でいいんだと思いますが、「this caring lark」がよくわかりません。
Larkは「ふざける」とか「戯れる」な意味があるそうなので、
「その程度の思いやりなんて何の役にも立たないな。」でいいのかしら。
ちなみに字幕もそんな感じでした。
英国では「仕事」「活動」の意味もあるみたいでそうなると、
「慈善事業など何の役にも立たない」とか?うーん・・・・
でもきっとシャーロックだからとっても嫌味な事を言ってるんでしょうね。
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そんな事を言われてもジョンは素直に新聞を調べ始めます。
そしてシャーロックもネットで検索をします。
「テムズ川」
「満潮時」
「川岸」
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新聞からもネットからも情報を得ることができなかったのでシャーロックはレストレードに電話をします。
SH「僕だ。サウスバンクのウォータールーとサザークの間で何か見つかってないか?」
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シャーロックとジョンはサウスバンクの川岸の現場にやってきます。
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男性の死体の前にレストレードが立っていました。
シャーロックはラテックスの手袋をはめながら近づきます。
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GL「爆弾魔と関係があるのか?」
SH「ある。奇妙なことにまだ何の連絡もないんだけど。」
GL「爆弾をつけたかわいそうなやつに備えておかないとって事だな。」
SH「そうだよ。」
シャーロックが死体を見ます。
GL「分かったことは?」
SH「7つある・・・今のところ。」
GL「7つ?」
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シャーロックが死体を細かく検分していきます。
そしてジョンに検視するよう促し、ジョンはレストレードの許可をもらってから死体に近づきます。
JW「死後約24時間、それ以上かも。彼は溺れたのか?」
シャーロックはネットで検索を始めます。
Interpol (インターポール)
Most Wanted (最重要指名手配犯)
Criminal Organisations (犯罪組織)
Regional Activities (地域活動)
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GL「おそらく違う。肺に入ったテムズ川の水は大した量じゃない。窒息だろう。」
JW「ああ、確かにそのようだ」
シャーロックの検索は続きます。
Czech Republic (チェコ共和国)
Gangs (ギャング)
Information (情報)
Most Wanted (最重要指名手配犯)
Contact (コンタクト)
JW「口と鼻のまわりに痣がかなりできてる。こことここにも。」
それを聞いたシャーロックが死体にあった痣を思い浮かべ「指の跡だ。」と言います。
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検索は続きます。
Missing Persons (行方不明者)
Last 36 hrs (36時間以内)
Age (年齢)
Location (場所)
Local Search (ローカル検索)
JW「30代後半。ベストコンディションとは言いがたい。」
SH「彼は長い時間川に浸かっていた。水がほとんどのデータを破壊したんだ。」
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そして口角を上げながら続けます。
SH「だがひとつ言えるのは、失われたフェルメールの絵は贋作だよ。」
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GL「何だって?」
SH「死体の身元確認が必要だ。友人や同僚を調べてくれ。」
GL「待て、待て、待て。絵って何だよ?お前は何を言ってるんだ。」
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SH「至るところに貼ってあるじゃないか。ポスター見てないのか?
数世紀前に破損されたと言われるオランダの巨匠の名作が発見されたんだ。3000万ポンドの価値がある。」
GL「OK。それでその遺体と何の関係があるんだ。」
SH「すべてだよ。ゴーレムは知ってる?」
GL「ゴーレム?」
JW「ホラー物語じゃなかったっけ?それが何?」
SH「ユダヤの伝説だよ。粘土で作られた大男だが、暗殺者の名前でもある。
本名はオスカー・ズンザ。世界で最も危険な暗殺者のひとりだ。」
そして死体を指し、「あれは彼の手口の特徴なんだ。」と言います。
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GL「じゃあ、これは殺しか?」
SH「その通り。ゴーレムは素手で被害者の命を奪うんだ。」
GL「だがその絵と何の関係がある?俺にはわからん・・・」
SH「君は見ているだけで観察していないからだ!」
次第にエキサイトしてきたふたりをジョンが宥めます。
JW「わかった、わかったから、落ち着けよ、ガールズ。(←笑)
シャーロック?僕たちに手伝わせるんだろう?」
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ジョンにそう言われたシャーロック、素直に説明を始めます。
さっきまでケンかしてたのにちゃんと言う事を聞くあたりシャーロック・・・・
SH「僕たちはこの死体で何がわかるのか?殺人者は何も残していない。シャツとトラウザーだけ。
かなり堅苦しい身なりだ、おそらく夜に外出したんだろう。
だがトラウザーは丈夫なポリエステルで質が悪い、シャツも同様、安物だ。
両方とも彼にはサイズが大きすぎるからこれは標準仕様のユニフォーム。
仕事着だが、仕事は何だ?ベルトには無線機用のフックがある。」
GL「地下鉄の運転手とか?」
JW「警備員?」
SH「その可能性はある。それは彼の尻を見ればわかる。」
GL「尻?」
SH「たるんでる。デスクワーク中心の生活だと思うだろう。だが脚と足の裏に初期段階の静脈瘤がある。
立っている時間も座っている時間も長いという事だ。
更に、時計。設定されたアラームが夜間が常勤だと示している。」
シャーロックが時計のボタンを押すとAM2:30と表示されました。
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GL「なぜ常勤だってわかるんだ。死ぬ前にたまたまその時間にセットしたかもしれないじゃないか。」
SH「それはないよ、ボタンが固いのはあまり押さないからだ。
彼はかなり前にその時間にセットしたきりだから、勤務体制に変化はない。
だが、何かある。殺人者は途中で止めている。そうでなければ、死体は裸にされていたはずだ。
シャツからバッチか何かを引きちぎっているのは死んだ男の職場がすぐに判明できるからだろう。
公共の施設か何かだ。」
そしてポケットから丸めた紙を取り出します。
SH「トラウザーのポケットにこれが入っていた。濡れてはいるが判別できる。」
JW「チケット?」
SH「チケットの半券。博物館かギャラリーで働いていたんだ。
ざっと検索してみたら、ヒックマンギャラリーで係員がひとり行方不明だと届けが出ていた。
アレックス・ウッドブリッジ。今夜、発見された名作が公開される。
誰がなぜごく普通の係員を窒息させるためにゴーレムを雇ったのか?
死人は何かを知っていた。所有者へ支払われる3000万ポンドをストップさせる何か。
絵は贋作という事だ。」
JW「Fantastic. 」
SH「見えすいてるぞ。」←でもまだちょっと拗ねてるのね。
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GL「And a Happy New Year! 」
ジョンは死体を見おろし「かわいそうに」とつぶやきます。
GL「俺はゴーレムを洗い出すよ。」
SH「無駄だよ。君には絶対に見つけられない。だが僕はそれができる男を知ってる。」
GL「誰だ?」
SH「僕だ。」
シャーロックはそう言うと颯爽とその場を離れ、ジョンも後を追います。
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やっぱりシャーロックはこうでないとですよねー!
怒っていても良いところはちゃんと素直に褒めるジョンは本当にステキだなーと思うし、
シャーロックもこれにやられ…いえ、だからこそ心を開けたんでしょうね。
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Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss
221B。
シャーロックとジョンは昨日の爆発のニュースを見ています。
「爆発は数階を吹き飛ばし12人が死亡しました。」とキャスター。
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JW「古いアパートだったんだな。」
「ガス管の欠陥が原因との事です。公益事業会社のスポークスマンは・・・」
JW「彼は今でも自由に動き回っているんだな。」
SH「確かに僕は勝負に負けた。パズルを解くことはできたけど。」
SH「彼の特徴を言い始めたために老婦人は殺された。たった一度だけ、彼は最前線に出てきたんだ。」
JW「どういう事?」
SH「通常、彼はすべてにおいて超越していなければならない。
彼は組織を構成しているが誰とも直接はコンタクトをしないんだ。」
JW「え・・・じゃあコニー・プリンスみたいな殺人は彼がアレンジしているのか?
みんな彼のところに行って犯罪の手配を頼むって事?旅行の予約みたいに?」
SH「斬新だな。」
ラウルの逮捕の場面がテレビに映し出されています。
パトカーに乗せられるラウルをケニーが窓からみていました。
そしてシャーロックはピンクの携帯電話を見つめながら「今回はのんびりだな。」と言います。
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JW「カール・パワーズの事件から手がかりは?」
SH「何も。生存する潔白な同級生全員を調査したが無関係だった。」
JW「殺人犯はカールより年上なんじゃないか?」
SH「それも考えたよ。」
JW「どうして彼は君とゲームをしているんだ?捕まりたいのか?」
SH「気を紛らわしたいんだと思う。」
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その言葉を聞いたジョンは
「I hope you’ll be very happy together. (ふたりで幸せになってくれ)」
と、言って席を立ちます。怒ってます。
SH「何だって?」
JW「人の命がかかっているんだ、シャーロック。生きた人間なんだよ。君はまったく関心がないのか?」
SH「気にかければ救えるのか?」
JW「いや。」
SH「それなら僕は失敗をしないようにするだけだ。」
JW「そうだね、君にとっては簡単な事だもんな。」
SH「そうだよ。初耳だった?」
JW「No.」
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SH「君を失望させた?」
JW「いい推理だよ。」
そしてシャーロックのこのセリフです。
「Don’t make people into heroes, John. Heroes don’t exist, and if they did, I wouldn’t be one of them. 」
誰かをヒーローに仕立てようとするな、ジョン。
ヒーローなんて存在しないし、たとえ存在するとしても僕はそのひとりにはならない。
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その時、ピンクの携帯電話に画像が届きます。
SH「素晴らしい!」
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SH「テムズ川だ。サウスバンク・・サザーク橋とウォータールーのほぼ間くらいか。
君は新聞をチェックしてくれ、僕はウェブで・・・
ああ、君は僕に対して怒ってるんだったな、手伝いたくないというわけか。」
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SH「Not much cop, this caring lark. 」
※この文章、かなりかなーり悩みました。
Not much copは「役に立たない」でいいんだと思いますが、「this caring lark」がよくわかりません。
Larkは「ふざける」とか「戯れる」な意味があるそうなので、
「その程度の思いやりなんて何の役にも立たないな。」でいいのかしら。
ちなみに字幕もそんな感じでした。
英国では「仕事」「活動」の意味もあるみたいでそうなると、
「慈善事業など何の役にも立たない」とか?うーん・・・・
でもきっとシャーロックだからとっても嫌味な事を言ってるんでしょうね。
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そんな事を言われてもジョンは素直に新聞を調べ始めます。
そしてシャーロックもネットで検索をします。
「テムズ川」
「満潮時」
「川岸」
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新聞からもネットからも情報を得ることができなかったのでシャーロックはレストレードに電話をします。
SH「僕だ。サウスバンクのウォータールーとサザークの間で何か見つかってないか?」
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シャーロックとジョンはサウスバンクの川岸の現場にやってきます。
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男性の死体の前にレストレードが立っていました。
シャーロックはラテックスの手袋をはめながら近づきます。
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GL「爆弾魔と関係があるのか?」
SH「ある。奇妙なことにまだ何の連絡もないんだけど。」
GL「爆弾をつけたかわいそうなやつに備えておかないとって事だな。」
SH「そうだよ。」
シャーロックが死体を見ます。
GL「分かったことは?」
SH「7つある・・・今のところ。」
GL「7つ?」
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シャーロックが死体を細かく検分していきます。
そしてジョンに検視するよう促し、ジョンはレストレードの許可をもらってから死体に近づきます。
JW「死後約24時間、それ以上かも。彼は溺れたのか?」
シャーロックはネットで検索を始めます。
Interpol (インターポール)
Most Wanted (最重要指名手配犯)
Criminal Organisations (犯罪組織)
Regional Activities (地域活動)
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GL「おそらく違う。肺に入ったテムズ川の水は大した量じゃない。窒息だろう。」
JW「ああ、確かにそのようだ」
シャーロックの検索は続きます。
Czech Republic (チェコ共和国)
Gangs (ギャング)
Information (情報)
Most Wanted (最重要指名手配犯)
Contact (コンタクト)
JW「口と鼻のまわりに痣がかなりできてる。こことここにも。」
それを聞いたシャーロックが死体にあった痣を思い浮かべ「指の跡だ。」と言います。
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検索は続きます。
Missing Persons (行方不明者)
Last 36 hrs (36時間以内)
Age (年齢)
Location (場所)
Local Search (ローカル検索)
JW「30代後半。ベストコンディションとは言いがたい。」
SH「彼は長い時間川に浸かっていた。水がほとんどのデータを破壊したんだ。」
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そして口角を上げながら続けます。
SH「だがひとつ言えるのは、失われたフェルメールの絵は贋作だよ。」
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GL「何だって?」
SH「死体の身元確認が必要だ。友人や同僚を調べてくれ。」
GL「待て、待て、待て。絵って何だよ?お前は何を言ってるんだ。」
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SH「至るところに貼ってあるじゃないか。ポスター見てないのか?
数世紀前に破損されたと言われるオランダの巨匠の名作が発見されたんだ。3000万ポンドの価値がある。」
GL「OK。それでその遺体と何の関係があるんだ。」
SH「すべてだよ。ゴーレムは知ってる?」
GL「ゴーレム?」
JW「ホラー物語じゃなかったっけ?それが何?」
SH「ユダヤの伝説だよ。粘土で作られた大男だが、暗殺者の名前でもある。
本名はオスカー・ズンザ。世界で最も危険な暗殺者のひとりだ。」
そして死体を指し、「あれは彼の手口の特徴なんだ。」と言います。
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GL「じゃあ、これは殺しか?」
SH「その通り。ゴーレムは素手で被害者の命を奪うんだ。」
GL「だがその絵と何の関係がある?俺にはわからん・・・」
SH「君は見ているだけで観察していないからだ!」
次第にエキサイトしてきたふたりをジョンが宥めます。
JW「わかった、わかったから、落ち着けよ、ガールズ。(←笑)
シャーロック?僕たちに手伝わせるんだろう?」
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ジョンにそう言われたシャーロック、素直に説明を始めます。
さっきまでケンかしてたのにちゃんと言う事を聞くあたりシャーロック・・・・
SH「僕たちはこの死体で何がわかるのか?殺人者は何も残していない。シャツとトラウザーだけ。
かなり堅苦しい身なりだ、おそらく夜に外出したんだろう。
だがトラウザーは丈夫なポリエステルで質が悪い、シャツも同様、安物だ。
両方とも彼にはサイズが大きすぎるからこれは標準仕様のユニフォーム。
仕事着だが、仕事は何だ?ベルトには無線機用のフックがある。」
GL「地下鉄の運転手とか?」
JW「警備員?」
SH「その可能性はある。それは彼の尻を見ればわかる。」
GL「尻?」
SH「たるんでる。デスクワーク中心の生活だと思うだろう。だが脚と足の裏に初期段階の静脈瘤がある。
立っている時間も座っている時間も長いという事だ。
更に、時計。設定されたアラームが夜間が常勤だと示している。」
シャーロックが時計のボタンを押すとAM2:30と表示されました。
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GL「なぜ常勤だってわかるんだ。死ぬ前にたまたまその時間にセットしたかもしれないじゃないか。」
SH「それはないよ、ボタンが固いのはあまり押さないからだ。
彼はかなり前にその時間にセットしたきりだから、勤務体制に変化はない。
だが、何かある。殺人者は途中で止めている。そうでなければ、死体は裸にされていたはずだ。
シャツからバッチか何かを引きちぎっているのは死んだ男の職場がすぐに判明できるからだろう。
公共の施設か何かだ。」
そしてポケットから丸めた紙を取り出します。
SH「トラウザーのポケットにこれが入っていた。濡れてはいるが判別できる。」
JW「チケット?」
SH「チケットの半券。博物館かギャラリーで働いていたんだ。
ざっと検索してみたら、ヒックマンギャラリーで係員がひとり行方不明だと届けが出ていた。
アレックス・ウッドブリッジ。今夜、発見された名作が公開される。
誰がなぜごく普通の係員を窒息させるためにゴーレムを雇ったのか?
死人は何かを知っていた。所有者へ支払われる3000万ポンドをストップさせる何か。
絵は贋作という事だ。」
JW「Fantastic. 」
SH「見えすいてるぞ。」←でもまだちょっと拗ねてるのね。
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GL「And a Happy New Year! 」
ジョンは死体を見おろし「かわいそうに」とつぶやきます。
GL「俺はゴーレムを洗い出すよ。」
SH「無駄だよ。君には絶対に見つけられない。だが僕はそれができる男を知ってる。」
GL「誰だ?」
SH「僕だ。」
シャーロックはそう言うと颯爽とその場を離れ、ジョンも後を追います。
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やっぱりシャーロックはこうでないとですよねー!
怒っていても良いところはちゃんと素直に褒めるジョンは本当にステキだなーと思うし、
シャーロックもこれにやられ…いえ、だからこそ心を開けたんでしょうね。