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Sherlock 1-3 The Great Game その3

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「大いなるゲーム」

Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss

続きです。



スコットランドヤード。

GL「お前、奇妙な事件が好きだよな?」
SH「当然だ。」
GL「きっと気に入るよ。あの爆発の・・・」
SH「ガス漏れのか?」
GL「いや、違うんだ。」
SH「違う?」
GL「見せかけだったんだ。」
JW「え?」
GL「金庫以外ほとんど何も残っていなかった。かなり耐久性のある金庫だが中にこれがあった。」
レストレードは封筒を渡します。

SH「開封していないのか?」
GL「お前宛てだったから。X線検査をしたが何も出なかった。」
SH「心強いね。」← 嫌味(笑)


SH「いい封筒だ。ボヘミアの。」
GL「何?」
SH「チェコ共和国から送られている。指紋は?」
GL「なかった。」


SH「彼女は万年筆を使った。パーカーデュオフォールド。ペン先はイリジウムだ。」
JW「彼女?」
SH「当然だ。」
JW「当然だよな。」


慎重に封を開けると中にはピンクの携帯電話が入っていました。

JW「え、それってあの電話だ。ピンクの。」
GL「あの「ピンクの研究」の?」
SH「確かに似ているけど違う電話・・・・・」
ここまで言ってシャーロックは「「ピンクの研究」?君はブログを読んだのか?」とレストレードを見ます。


GL「もちろん読んださ!お前本当に地動説を知らないのか?」
レストレードの言葉にドノバンもニヤニヤしているので何となく気まずいジョン。


SH「それとは違うものだよ。これは新品だ。
誰かが同じ電話に見せかけるようわざわざ手間をかけたんだ。
つまり君のブログの読者層はかなり広いって事だ。」


シャーロックは電話に入っていたメッセージを再生します。
「1件の新しいメッセージがあります。」
メッセージは信号音が5回鳴っただけでした。
JW「それだけ?」
SH「いや、まだある。」
届いたのは一枚の画像でした。

GL「どう捉えればいいんだ?不動産業者の写真とグルニッジピップ(グリニッジの時報音)だ。」
SH「警告だよ。」
JW「警告?」
SH「ある秘密結社は乾燥させたメロンやオレンジの種を送ったりしていた。5粒の種。
これは僕たちにまた何かが起こると警告しているんだ。
この場所は前に見たことがある。」
シャーロックはそう言うと足早に出て行きます。
JW「ちょっと待って。何がまた起こるんだよ。」
SH「Boom!」

場面は変わって221B、ではなく221c。
ドアにしっかり鍵がかかっているのでシャーロックはハドソンさんを呼びます。
SH「ハドソンさん!」


鍵を持って現れたハドソンさん。
MrsH「あなたが最初にフラットを下見に来たときにここも見たのよ。」
SH「最近ここのドアが開けられたんだ。」
MrsH「そんなはずはないわ。カギはこれしかないのよ。」
「この部屋に住もうとする人が誰もいないの。湿気が多いからだと思うわ。地下のせいね。」
「私が最初に結婚したときはこんな場所に住んでいたのよ。壁中に黒カビが・・・・」
と、ハドソンさんのおしゃべりにシャーロックどころかジョンもレストレードも無言で部屋に入っていきます。


部屋に入ると一組のスニーカーが置かれていました。


JW「靴だ。」
シャーロックが近づこうとするので「爆弾魔の靴だぞ。」とジョンの言葉に一瞬止まりますが
床に手をついて靴を見るシャーロック。


その時、ピンクの携帯が鳴ります。ちょっとびっくり。


SH「ハロー?」
電話の向こうから女性の声がします。
「ハロー・・・セクシー。」
SH「誰だ?」
「ちょっとしたパズルを送った・・・・挨拶だよ。」
SH「君は誰なんだ?なぜ泣いている?」
「私は泣いていない・・・・タイプしているんだ・・・・それをこのバカなビッチが・・・読み上げている。」


SH「幕開けだ。」
JW「え?」
SH「何でもない。」
JW「言えよ。」
SH「僕はずっとこれを待ってたんだ。」
「私のパズルを12時間で解くんだ、シャーロック。」
「さもないと・・・私が・・・とんでもないやんちゃをするからな。」


バーツ。


シャーロックはスニーカーを分析しています。


JW「誰だと思う?」
SH「ん?」
JW「電話で泣いていた女性。」
SH「ああ、彼女はあまり重要ではない。ただの人質だ。手掛かりにはならない。」
JW「何言ってるんだ、手がかりの話じゃないよ。」
SH「君がそうしたところで彼女の役には立たない。」
JW「警察は逆探知をしてないのか?」
SH「爆弾魔は抜け目がないからな。」


何度かシャーロックの電話にメッセージの着信が鳴っています。
SH「僕の携帯をとってくれ。」
JW「どこ?」
SH「僕のジャケット。」


ジョンは呆れながらもシャーロックのジャケットのポケットに手を入れます。


SH「気をつけてくれ。」
そう言いつつも顕微鏡から目を離さないシャーロック。


ジョンはメッセージを確認します。
JW「君のお兄さんからのメッセージだ。」
SH「削除しろ。」
JW「削除?」
SH「ミサイル計画は既に国外だ。僕たちができることは何もない。」

RE: BRUCE-PARTINGTON PLANS
Any progress on Andrew
West’s death?
Mycroft
(アンドリュー・ウェストの事件に進捗は?マイクロフト)


JW「でもマイクロフトは君に8回もメッセージを送ってる。かなり重要なんだよ。」
SH「なのになぜ歯医者をキャンセルしないんだ?」
JW「彼が何だって?」
SH「マイクロフトが話せるならテキストなど送ってこない。
いいか、アンドリュー・ウェストは盗んだミサイル計画を西側に売ろうとしたがその甲斐もなく頭を砕かれた。
唯一の謎はなぜ兄は誰かが楽しませてくれようとしているのに僕を退屈させようとするのかだ。」
JW「死ぬかもしれない女性がいることを忘れるな。」
SH「病院が死んでいく人でいっぱいだとして、ドクター。君が患者の枕もとで泣いたところで何の役に立つ?」


その時、サーチしていたコンピューターから完了のメッセージが。
モリーが「うまくいった?」と部屋に入ってきます。

そこにジムと名乗る男が入ってきます。
JM「おっと、失礼。」
Mo「入って!入ってよ!」


Mo「ジム、彼はシャーロック・ホームズ。そして・・・えっと、ごめんなさい。」
JW「ジョン・ワトソンだ。よろしく。」
JM「よろしく。」
JM「君がシャーロック・ホームズか。モリーは君の事ばかり話しているよ。事件の捜査中かい?」
Mo「ジムはITで働いているの。上の階よ。そこで知り合ったのよ。職場恋愛ね。」


ずっと顕微鏡を覗いていたシャーロックがジムの方を向き一言、「ゲイ。」と呟きます。
Mo「今なんて?」
SH「いや、あー、ヘイ。」
JM「ヘイ。」

と、その時ジムが医療用のお皿を落としてしまいます。
JM「ごめん、ごめん。僕はもう行った方がよさそうだな。「The Fox」で会おう。6時くらい?」
Mo「ええ。」
JM「会えてよかった。」

ジムの言葉を完全にスルーしているシャーロックのかわりにジョンが「こちらこそ。」とお返事。


ジムが出て行くとモリーがシャーロックに言います。
Mo「ゲイってどういう事?私たちは付き合ってるのよ。」
SH「君は幸せ太りだな、モリー。最後にあってから3ポンド太った。」
Mo「2ポンド半よ。」
SH「いや、3だ。」
JW「シャーロック・・・」


Mo「彼はゲイじゃないわ。どうしてそこまで言われないといけないの?」
SH「あの身だしなみで?」
JW「彼が整髪料を使っているからか?僕も使ってるぞ。」
SH「君は髪を洗うだろう。そこに違いがある。まつ毛のカラーリングはダメだろう。
しわのまわりには明らかにタウリン配合クリームを塗ったあとがあり、疲れ切った目はクラブのメンバーだからだ。
それから彼のアンダーウェア。」
Mo「アンダーウェア?」
SH「ウェストラインから見えているそれは極めて特定のブランドだ。
しかも彼はそこの下に電話番号を置いていくという思わせぶりな行動をしている。
だから僕は別れた方が良いと言ってるしそのほうが君も辛い思いをしなくてすむ。」

シャーロックのたたみかけにモリーは部屋を出て行っていき、ちょっと不思議そうにしているシャーロック。


JW「さすがだね。お見事。」
SH「彼女の時間を無駄にしなくて済むんだ。親切だろう?」
JW「親切?違うよ、シャーロック。それは親切なんかじゃない。」


そういえばこの一連のやりとりを踏まえてシャーロックはS3E2で
メアリーに近づかないようディビットに警告したという考察がありました。
ちょこっとですがここに書いてあります。
Sherlock SP と S4 予想 その2

続きます。

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