FARGO/ファーゴ
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Created:Noah Hawley
Based on:Fargo by Joel Coen
Ethan Coen
これでラストです。
結局、3ページ中5ページ目という訳わからないタイトルになってしまいました。
E10:モートンの熊手 "Morton's Fork"
※これは「誤った二分法」なんだそうです。他にも選択肢があるのに2つの選択肢だけしか考慮しないという意味です。
モートンの熊手は英国の貴族の課税が起源だそうで、
「英国の貴族が裕福なら課税しても問題はないし、貧しそうに見えるなら質素に暮らして
お金を貯めこんでいるのでやはり課税しても問題はない」
流動資産を持たない貴族を考慮していない誤った二分法だそうです。
誤った二分法
リンダ殺しの嫌疑が自分にかからないようにレスターはパパのダイナーに入りアリバイ作りをします。
殺人事件の捜査でモリーたちに現場に呼び出され再び被害者を装いますが警察署まで連行されます。
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事件を聞きつけたモリーの父親が、ダイナーに来たマルヴォの事を話します。
その時、モリーに「このまま進むか、立ち止まるかふたつの道がある」とモリーに問います。
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FBIを交えた事情聴取が始まります。
FBIはマルヴォの写真を見せ、見覚えあるだろうと問い詰めます。
レスターはビルに助けを求めますが今回は味方をしてくれないので弁護士を要求します。
モリーはレスターを家に帰しマルヴォをおびき寄せる事にします。
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レスターを解放するときに「僕はそんなに恐ろしい人間ではない」と言うレスターにモリーは例え話をします。
「ある男が手袋の片方をホームに落としたのを気づかないまま電車に駆け込み、
気づいた時は電車が走り始めていた。男はどうしたか。
残ったもう片方の手袋も窓からホームに投げ込んだ。拾った人が両手がそろっている手袋を使えるように。」
レスターは訳がわからず「何が言いたいんだ?」と聞きますがモリーは「さよなら」とだけ返します。
モリーがここでなぜこの例え話をしたのか未だによくわからないのですが、
「良心」「善良とは何か」とかそんな事をレスターに言いたかったのでしょうか。
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危険を察知したモリーの父親は孫娘を守るため家の前で銃を持ち待機していました。
ガスはマルヴォが戻ってきたことを知りモリーに署から出ない事を約束させます。
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父ちゃん、カッコよすぎます!
でも、グラントリノみたいな展開だったらどうしようとドキドキしましたよ。
電話を終えたガスの前にオオカミが立ちふさがっていたので急いで車を停めます。
そしてふと横を見るとあの赤いBMWがありました。
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48/c0/7e8d7abdd1898327402081ccc0740e87.jpg]
車を目立たないところに止めそっと近づくと山小屋があり、
そこからマルヴォが出て行くのが見えたのでガスは山小屋に入っていきます。
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ビルは警察官の資質はないし平凡に暮らしたいと警察をやめる事を決意しモリーを署長に推薦すると言います。
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FBIのふたりがレスターを家に届ける途中、狐と兎とキャベツの問題をレスターに出しますが
あっさりと正解を言うレスター。頭の回転が早いんです。
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レスターを乗せた車をマルヴォが尾行しレスターの家を突き止め、FBIをあっさりと撃ち殺します。
それを見ていたレスターはマルヴォの侵入に備え罠を仕掛けます。
ここからレスターとマルヴォの戦いが始まります。
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侵入したマルヴォはレスターの仕掛けた獣用の罠に足を取られ大けがを負います。
その隙にレスターが銃を撃ちますが弾が出ずバスルームに逃げ込みマルヴォの攻撃に備えます。
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このレスター、一見かっこいいんだけど鼻から血を出してたりしてイマイチかっこつかないんですよ。
普通のドラマだったら頭から血を流すとかするじゃないですか。
でもそこがファーゴでありレスターなんでしょうね。
これも超かっこいいのに・・・・
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何の気配もしなくなったのでバスルームから出てみるとマルヴォは消えていました。
マルヴォは山小屋に戻り自分で足の手当てをしますが、背後から銃を構えたガスが現れます。
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ガスは緑のなかでなぜ目が利くのか、その答えを伝えたあとマルヴォを撃ち殺します。
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元警察官とはいえ今は一般人のガスが撃っていいのか?とか思いましたが、
彼は自分で決着をつけることを選んだのでしょうね。
現場にモリーがやってきます。
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ガスはモリーに山小屋に残されていたカセットテープを聞かせます。
それはマルヴォが録音していたレスターの妻殺しの証拠でした。
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2週間後、指名手配されたレスターは警察に追われます。
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追い詰められたレスターは凍った湖の上を逃げ回りますが氷が割れ水の中に消えていきます。
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モリーは自宅で知らせを受けます。
表彰されることになったガスはモリーが表彰されるべきだと言いますが、
今回の手柄はガスだし自分は署長になるから、とモリー。
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ここで終ります。
あまりにも詰め込み過ぎてものすごく長くなってしまいました。
映画版のジェリーは逮捕で終りましたがレスターは死んでしまうんですね。
ジェリーとは比べ物にならないくらい殺してますもんね。
自分の手で殺したのは妻だけですがサムもリンダもレスターが手を下したも同然ですし。
映画版も今回のドラマ版もポール・バニヤンの人形が出てくるのは
冒頭の「真実の物語」は嘘でーすという意味なんでしょうか。
そして映画版のジェリーもドラマのレスターもさも真実かのように嘘で固めているんですよね。
いろいろと仕掛けがあって面白いです。
エミー賞の頃は未視聴でしたがマーティンとビリーさんふたりとも主役にノミネートされて、
結局どちらも受賞できなかったのがとても残念に思えます。
1話1話に沢山詰め込まれていて、それでいて中だるみもなく、
最後まで楽しめたドラマでした。高評価だったのも頷けますね。
最後に今さらな話ですが狐と兎とキャベツの答えです。
始めに兎を舟に乗せます。
兎を向こう岸に置いて次にキャベツを乗せます。
キャベツを置いた後兎を乗せていったん戻ります。
今度は狐を乗せて向こう岸に渡り最後に兎を迎えに行きます。
私はこれを解くとき紙に書きながら悩んでいました。
私のメモリーの乏しさよ・・・・
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Created:Noah Hawley
Based on:Fargo by Joel Coen
Ethan Coen
これでラストです。
結局、3ページ中5ページ目という訳わからないタイトルになってしまいました。
E10:モートンの熊手 "Morton's Fork"
※これは「誤った二分法」なんだそうです。他にも選択肢があるのに2つの選択肢だけしか考慮しないという意味です。
モートンの熊手は英国の貴族の課税が起源だそうで、
「英国の貴族が裕福なら課税しても問題はないし、貧しそうに見えるなら質素に暮らして
お金を貯めこんでいるのでやはり課税しても問題はない」
流動資産を持たない貴族を考慮していない誤った二分法だそうです。
誤った二分法
リンダ殺しの嫌疑が自分にかからないようにレスターはパパのダイナーに入りアリバイ作りをします。
殺人事件の捜査でモリーたちに現場に呼び出され再び被害者を装いますが警察署まで連行されます。
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事件を聞きつけたモリーの父親が、ダイナーに来たマルヴォの事を話します。
その時、モリーに「このまま進むか、立ち止まるかふたつの道がある」とモリーに問います。
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FBIを交えた事情聴取が始まります。
FBIはマルヴォの写真を見せ、見覚えあるだろうと問い詰めます。
レスターはビルに助けを求めますが今回は味方をしてくれないので弁護士を要求します。
モリーはレスターを家に帰しマルヴォをおびき寄せる事にします。
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レスターを解放するときに「僕はそんなに恐ろしい人間ではない」と言うレスターにモリーは例え話をします。
「ある男が手袋の片方をホームに落としたのを気づかないまま電車に駆け込み、
気づいた時は電車が走り始めていた。男はどうしたか。
残ったもう片方の手袋も窓からホームに投げ込んだ。拾った人が両手がそろっている手袋を使えるように。」
レスターは訳がわからず「何が言いたいんだ?」と聞きますがモリーは「さよなら」とだけ返します。
モリーがここでなぜこの例え話をしたのか未だによくわからないのですが、
「良心」「善良とは何か」とかそんな事をレスターに言いたかったのでしょうか。
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危険を察知したモリーの父親は孫娘を守るため家の前で銃を持ち待機していました。
ガスはマルヴォが戻ってきたことを知りモリーに署から出ない事を約束させます。
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父ちゃん、カッコよすぎます!
でも、グラントリノみたいな展開だったらどうしようとドキドキしましたよ。
電話を終えたガスの前にオオカミが立ちふさがっていたので急いで車を停めます。
そしてふと横を見るとあの赤いBMWがありました。
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車を目立たないところに止めそっと近づくと山小屋があり、
そこからマルヴォが出て行くのが見えたのでガスは山小屋に入っていきます。
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ビルは警察官の資質はないし平凡に暮らしたいと警察をやめる事を決意しモリーを署長に推薦すると言います。
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FBIのふたりがレスターを家に届ける途中、狐と兎とキャベツの問題をレスターに出しますが
あっさりと正解を言うレスター。頭の回転が早いんです。
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レスターを乗せた車をマルヴォが尾行しレスターの家を突き止め、FBIをあっさりと撃ち殺します。
それを見ていたレスターはマルヴォの侵入に備え罠を仕掛けます。
ここからレスターとマルヴォの戦いが始まります。
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侵入したマルヴォはレスターの仕掛けた獣用の罠に足を取られ大けがを負います。
その隙にレスターが銃を撃ちますが弾が出ずバスルームに逃げ込みマルヴォの攻撃に備えます。
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このレスター、一見かっこいいんだけど鼻から血を出してたりしてイマイチかっこつかないんですよ。
普通のドラマだったら頭から血を流すとかするじゃないですか。
でもそこがファーゴでありレスターなんでしょうね。
これも超かっこいいのに・・・・
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何の気配もしなくなったのでバスルームから出てみるとマルヴォは消えていました。
マルヴォは山小屋に戻り自分で足の手当てをしますが、背後から銃を構えたガスが現れます。
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ガスは緑のなかでなぜ目が利くのか、その答えを伝えたあとマルヴォを撃ち殺します。
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元警察官とはいえ今は一般人のガスが撃っていいのか?とか思いましたが、
彼は自分で決着をつけることを選んだのでしょうね。
現場にモリーがやってきます。
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ガスはモリーに山小屋に残されていたカセットテープを聞かせます。
それはマルヴォが録音していたレスターの妻殺しの証拠でした。
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2週間後、指名手配されたレスターは警察に追われます。
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追い詰められたレスターは凍った湖の上を逃げ回りますが氷が割れ水の中に消えていきます。
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モリーは自宅で知らせを受けます。
表彰されることになったガスはモリーが表彰されるべきだと言いますが、
今回の手柄はガスだし自分は署長になるから、とモリー。
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ここで終ります。
あまりにも詰め込み過ぎてものすごく長くなってしまいました。
映画版のジェリーは逮捕で終りましたがレスターは死んでしまうんですね。
ジェリーとは比べ物にならないくらい殺してますもんね。
自分の手で殺したのは妻だけですがサムもリンダもレスターが手を下したも同然ですし。
映画版も今回のドラマ版もポール・バニヤンの人形が出てくるのは
冒頭の「真実の物語」は嘘でーすという意味なんでしょうか。
そして映画版のジェリーもドラマのレスターもさも真実かのように嘘で固めているんですよね。
いろいろと仕掛けがあって面白いです。
エミー賞の頃は未視聴でしたがマーティンとビリーさんふたりとも主役にノミネートされて、
結局どちらも受賞できなかったのがとても残念に思えます。
1話1話に沢山詰め込まれていて、それでいて中だるみもなく、
最後まで楽しめたドラマでした。高評価だったのも頷けますね。
最後に今さらな話ですが狐と兎とキャベツの答えです。
始めに兎を舟に乗せます。
兎を向こう岸に置いて次にキャベツを乗せます。
キャベツを置いた後兎を乗せていったん戻ります。
今度は狐を乗せて向こう岸に渡り最後に兎を迎えに行きます。
私はこれを解くとき紙に書きながら悩んでいました。
私のメモリーの乏しさよ・・・・